学童クラブ

ぶどうの枝

の素敵な子供たち


あなたのお子さんはテレビゲームばかりしていませんか?
子供は本当は友達と遊ぶのが大好きなんです。
「テレビゲームが何よりも好き!」っていう子供は、ほんのわずかなんです。
学童クラブぶどうの枝で遊んでいる子供たちを見ていると、よく分かります。

室内でレゴブロックをしているときも、単に一人ひとりが作るだけではなく、数人で作品を集めて世界を想像しごっこ遊びが始まります。
「まして」「いいよ」という声が交わされます。

子供たちは、もともと遊びの天才です。そんな子供たちから豊かな遊びの環境を奪ってしまったのは大人です。子供たちにのびのびと仲良く遊べる環境を提供したいと思います。
けんかや涙もあるけれどそれも大事な経験です。こうすればこうなることを学んでいきます。

ここには素敵な子供たちの交わりの世界があります。
これからいろいろと紹介していきますね。


 子供たちが自ら遊びを考え出し、夢中になるとき、本当によい表情をしています。遊びはどんどん進化しより楽しいものに高まります。遊びの輪は豊かに膨らみます。
 ある土曜日、A君とB君が釣りバカ日誌の話をしていました。「そうだ、いい事考えた」とダンボールで釣堀を作りクルクル棒で釣竿を作り釣堀ごっこを始めました。そこにC君、D兄弟、E君が加わって、釣り大会が。大小の魚は色鉛筆、ピラニアはハサミ、伝説の○○は剣玉の玉、この発想がたまりませんね。見ていた二人のFちゃんもトランプ釣堀を始めて、Gちゃんが「釣りの大流行やね」と笑いました。
 将棋をするのは、A君、B君。二人の勝負に色々な外野が口出ししてワッハッハッハ、こうだそうだ、と和やかな雰囲気です。
 積み木、シルバニアファミリー、ポケモン指人形のトリオを組み合わせて創造世界を作り出しているのは、C君、D君、E君、F君、G君、H君。そばで、クレヨンしんちゃんの漫画を離さず、I君も参加しています。世界はドンドン発展しているようです。
 寝そべって、レゴの製作に夢中なのは、J君、K君、L君、M君、N君、O君の6人。できた作品は空を飛んだり、合体したり、戦ったりと賑やかです。
 人生ゲームを広げているのは、Pちゃん、Qちゃん、Rちゃん、Sちゃん、T君。みんなゲーム盤を囲んで頭を寄せ合っています。
 トランプをしているのは、Uちゃん、Vちゃん、Wちゃん。山田先生に教えてもらい、背中を向けて作戦を練っています。

 動あり、静あり、それぞれのグループが入れ替わり、自然に交じり合い、群れて遊ぶ子供たちの姿は本当に素敵です。
『レディ、ゴー!』
元気のいい掛け声が廊下に響きます。
子供たちが自ら考え出した遊びです。
トランポリンとレゴを使います。バトルのようです。
次々に、バトルを楽しむためのアイディアが生まれてきて、そしてみんな、ルールを守って遊びます。レベルノートを作っている子もいます。「まして」と言えば誰でも参加できます。うれしくなるような子供の世界です。

『その折り方教えて。』
もう一つのブームは折り紙です。輪飾り、サンタさん、きつね、ツリー、恐竜、次から次へと作品が完成していきます。本を見て折ったり、友達に教えてもらったりして折ります。できた作品はみんなで見せっこします。そして掲示板に貼ってもらいます。
Aちゃんが「ねぇ、先生、かくれんぼしよう」と誘ってくれて始めたかくれんぼ。
すぐにBちゃんも加わって3人でしていたら、Cちゃんが、「まぜて!」と加わって、ちょっかいを出していた、D君、E君、F君、G君、H君が「まぜて!」と加わって、学童じゅうに「もういいかい」「もういいよ」の声がこだまして、最後にこま回しをしていたI君とJ君が「まぜて!」と加わって、4時半以後、残っていた子全員がぞろぞろ行ったり来たり。
遊びが広がるってこういうことなのかなあと思ったひと時でした。
フランスから夏休みの間一時帰国しているトマ君が日本の友達と遊びたいと学童にとび入り参加しています。トマ君は日本語を話すのは、ちょっと苦手だけどオセロはとっても強いんです。表情も豊かで、笑顔が人懐っこいのです。A君がつきっきりで面倒を見てくれています。A君のよいところ、またひとつ発見しました。

女の子たちは、はないちもんめ
「勝ってうれしいはないちもんめ、まけてくやしいはないちもんめ。」
大きな声が響きます。男の子があっけにとられて見ているときがあります。

男の子たちは、スターウォーズ
ライトセーバーを手にジェダイの騎士に変身。マントは風呂敷、ヨーダもアナキンもルークもダースベーダーもいます。女の子がアミダラ女王とレイア姫に加わったことも。
5月30日
 ハリーポッターのレゴ登場。ふたはすごい勢いでむしりとられた。だれともなく3つのチームに分かれて、説明書に顔をくっつけて真剣に組み立てスタート。そして翌日、ホグワース魔術学校は完成。歓声。ちょっと残念なのはもうホーキがないということ。

6月4日
 ボールは全部使えない。外に出たみんな、何して遊ぶかなと見ていると、土の上に大きな円を書いて「すもうしようぜ!」と誘う子が。円を囲んで、すぐに勝負がはじまって。ちゃんと行司もアナウンサーもいるのがすごい。
4月、頼もしい2,3年生たち。
「今日は上級生と一年生がチームになって掃除の仕方を教えてあげてください。」
にこっと笑って一年生を連れて掃除機を取りに行ったA君、二人で掃除機を運ぶ姿が決まってました。
「先生、あの子、外で幼虫探ししようって言うから行ってくるわ。」B君が頼られてます。
「おれ、強いげんぞ。」そう言いながらオセロの相手をするC君です。
「いじめられたら、俺に言えや。」頼もしい言葉をかけるのはD君です。
紹介したのは、旧1年1組の4人ですがもちろん他の子もいろんな場面で活躍しています。見ていて本当にうれしくなります。
1月6日(月)
 「ハッピーニューイヤー」と軽やかにやってきたA君、はにかみながら、「明けましておめでとうございます」とやってきた子、もそっといつものように「おはよう。」とやってきた子。どの子の目も輝いていました。だって、待望の雪が降ったんです。
 朝と勉強後と午後とおやつの後、跳びだして行く子達の中で、せっせとスキーパンツを履くB君はなんともかわいいのでした。
 玄関横には、そりすべりグループ。スロープをつくり順番に滑ります。1人滑るたびにスロープをスコップで整える子がいます。二人乗りも立ち乗りもOKです。パワー全開でそりがメキッとかけました。待っている間に真っ白い雪を食べて「おいしいげんよ」と言うC君がかわいいのでした。
 空き地では、雪合戦が続きます。1回戦は男対女、劣勢の女の子たちに頼まれて加勢したら男の子たちに集中攻撃を受けて大変でした。目をキラキラさせて玉を投げてくるD君、手を真っ赤にしてせっせと雪玉を作るEちゃんがかわいいのでした。

1月7日(火)
 小雨混じりの天気、それでも外に出ようとして、『中で遊びなさい』と言われ、外の雨とにらめっこする子供たち。始めたのはハリーポッターごっこ、タイトルは『秘密の部屋』、スネイプ先生やゾンビになりきって、秘密の部屋なるトイレの探検へ。
 昼食後の『スターウォーズ』のビデオが終わった途端、いっせいにその世界に、廊下に跳びだし正義の戦いが始まりました。F君のお母さんがそれを見て「単純やね!」とにっこり。この単純さがたまりません。
 ライトセーバーが足りないことに気づいた子達は、広告を広げライトセーバー作りに精を出します。「くるくる棒、うまく作れん。おしえてー」「Gちゃん、上手やし、つくってもらおー」という調子で2日がかりで仕上げました。
 単純だけど豊か!こんな遊びの中で、きっと自立して社会に巣立つための大事な基礎が培われると信じる私立ちです。

1月8日(水)
 陽がさす素敵な1日、少なくなった雪でかまくら作りに精を出す子供たち、泥まみれの雪やまに穴を掘り、「すごいやろー」って、せっせとスコップを動かすH君、I君がかわいいのでした。

『世界で1番美しい場所、それは子供の心の中です』マザー・テレサ

「おもしろいし、先生もはいってみ、」
「痛くないし、ぜったい。」
「こうやって丸くなったらいいよ。」

 何だと思いますか。学校のグラウンドに転がっているタイヤの中です。自分たちで遊んだ後、私にも勧めてくれます。気持ちを無にしても悪いので入ろうとしましたが、私には、サイズが合いませんでした。良かった。 

「そんなもん、グラウンドに持っていくの?」
「うん、裏山で投げて遊ぶげ。」

 何だと思いますか。おやつの一口チーズケーキの入っていた丸い紙容器です。とってもよく飛ぶんです。何でも遊び道具になるもんです。

「学童のお約束の1つは、かたづけをちゃんとすることです。」
「そうや、それから、まぜてっていわれたら誰でもまぜてあげることや、ねっ、先生。」

 豊かに友と交わってほしい、1番の願いです。日々の中では喧嘩も涙もあります。そうやって子供たちは、人は一人一人違うこと、認め合うことの大切さを学んでいくのだと思います。

「1日にいくらほしい?」
「100万円。ゲーム55個買えるぞ。」
「そんなんやったら全部になってしまうよ。」
「俺、ゲーム、嫌い。」
「俺も!」
「ゲームよりレゴのほうが好きや。」
「レゴ100個ずつほしいな。」
「すぐに全部そろたらおもしろくないがいや。」

 誕生日やクリスマスに買ってもらい少しずつ揃っていくレゴの仲間、そこに特別な思いが生まれるのでしょうね。

「見て、見て。カマキリ、かわいいやろ。」
「あー、何でこいつら、先生の方ばっか見とれん。」
「俺らのとこ、みろ。」

 カマキリに話しかける子供たちは本当にかわいいのでした。ちなみに私のほうを向いていたのはカマキリの白いおなかでした。

「アメンボ、捕まえてきた。」
「アメンボって何か食べるん?」
「それぁたべるやろ。」
「ドッグフード、たべるんや。」
「ふーん、ドッグフードか。」

 ドッグフードを食べるあめんぼ。様子を創造すると何か楽しいですね。生きてるのだから何か食べるだろう。動物の食べ物として思い浮かんだのがドッグフード。かわいい発想です。本当は何を食べるのか?3年生が帰ってきたら図鑑で調べてもらうことにまとまりました。

「先生、ちょっと外に来て。」
「こっちこっち。もうちょっと。」
『ドスッ』

 落とし穴でした。いたずらをするときの子供たちの顔は輝いているのですぐに分かります。引っかかってやりたくなります。

合宿あれこれ

(御土産話を聞きたいのに、疲れている子供達に何回も聞くなと話してもらえないお家の方へ)

まずは、バスの中でもりあがり

 スタートのバスの中では、加藤指導員が準備した二つのゲームとなぞなぞで賑やかに過ごしました。ピンポン玉渡しでは、素直な皆は、なかなか相手チームをだませず、すぐにばれてしまうのでした。

森林館では裸で、一汗

 昼食は、白峰森林館で。朝から顔色が悪く体調の悪かったAちゃん、ママの愛情たっぷりのお弁当を平らげて元気になりました。お弁当を食べた後は、ホールで鬼ごっこ、達磨さんが転んだ、はちきれそうなパワーの爆発です。シャツや裸になる子もあらわれました。学者肌のB君は図書館で白峰村の歴史探求に夢中です。

めざせ!ケビン!!

 汗を拭き、ジャンパーを着込んで、荷物を牧野さんの車に積み込み、青空の下をハイキング、「モーリ♪モリ♪」C君が自作の歌を大きな声で歌い出しみんなが「ヘイ♪」で唱和。弾む気持ちが伝わってきます。真っ白な白山に感動していたのは、大人だけかも。

かめちゃんとお友達に

 いさんでとびこむや、ケビンでは先客が。カメムシの歓迎をうけて、あちこちで「くさい」「キャー」の大騒ぎ。「カメムシは水のきれいな空気の澄んだところにいるんや。蚊のように刺さないしゴキブリのようにばい菌を持ってないし、花粉のように鼻水ださせないから、お友達になってください」と話すとすぐに「なんか、僕、カメムシ好きになってきた」というD君、この素直さがたまりませんね。大活躍したのは、E君。Fちゃん、Gちゃんのほのぼのとあったかい『E君コール』が起こると出番です。カメムシをティッシュでそーっとつかみ外へ。このカメちゃん、そーっとさわるとくさい匂いを出さないんです。身を守る手段だと思うとかわいいもんです。

雪の上ならこれ!自然に体が

 おやつを食べた後は、身支度をして外へ。身長ほどもある積雪の上に乗り込んだみんなは、『そこで雪合戦でも』と考えた私の思惑を見事くつがえして前進前進。もとスキー場のスロープを上へ上へ。登りつめると体ごとシューと滑り降りてまたテクテク上へ。腹ばいになると一番スピードが出ることを発見。H君、I君、J君のジャンパーのすべること。ところが滑りの悪いジャンパーも。「こうやって手を上に上げるといいよ」とアドバイスするK君。そう、楽しいことは分け合わなくちゃね。どんなに滑りが悪くても何度も何度も挑戦するL君の根性が素敵でした。冷たくなった子からケビンに順次戻り、最後まで残ったのはMちゃんでした。「先生、シャツまでぬれたわ。」大満足の春スキーでした。お土産の洗濯物は、それでビショビショなのです。

最高は7杯

 二人のきりお姉ちゃんが頑張って作ってくれた夕食のカレーライス。「あまくておいしい。」みんなおかわりして食べました。最高はN君の7杯、頼もしい男組のリーダーです。

盛り上がり曲線、ピーク

 合宿のメインは夜のお楽しみ会。まずは学童版「ブン♪ブン♪ブブブン♪」でウォーミングアップ。才能のない私に代わって子供たちが前に。Oちゃんが私よりはるかに上手でした。
 二チームに分かれてお化け屋敷ごっこ。順番を待つお客さんチームの緊張した顔。お化け役の子のうれしそうな顔。「こわくなかったわ。」無事全員それぞれのお部屋の飴をゲット。最初から最後まで涙を流していたPちゃんの感性が素敵です。Qちゃんは自分の豊かな髪をバサッとふりみだし、さだこそっくり、かわいいお化けでした。

裸の付き合いで本物に

 男の子は牧野さんと男湯に、女の子は夕方からお手伝いに来てくれたRさん、Sさんと女湯に。心配した男湯、牧野さんに聞くと「心得たもんです。私のほうが教えてもらいました。ちゃっかりドライヤーで髪を乾かしていましたよ」との弁。布団の準備をして後から入った指導員二人は、窓の外に狐を発見。しばしの平安を満喫しました。

全員寝付くまでに4時間

 寝るわけないとおもいつつ就寝命令。やっぱり寝るわけない。そのうち寝るだろ。始めに寝るのはだれだろ。もうちょっとかな。10時過ぎ。見に行くとTちゃんとU君がスヤスヤ。寝顔は天使のよう。あなたたちは希望の星です。さあ、あとは一人ずつ陥落するだろう。もう少しだ。まだまだ、まだまだ、まーだぁ、最後の子就寝、1時でした。あら、V君、どうしてそんな所でまるまっているの。寝ぼけたW君が「あれ、V君、どこ?」仲良し二人のユニークな就寝風景でした。

何で4時に起きるの

 もぞもぞ→「まだねてていいよ。」、ごそごそ→「もっと寝てなさい。」どたどた→「どうぞお好きに。」おかげさまで6時半にはばっちりラジオ体操が出来ました。

思いを紙に

 朝食の後は思い出をホカホカのうちに絵日記に。30分が集中力の限度かなと考えていた指導員の思惑はまたもはずれ、1時間かけて文と絵を見事書き上げました。文から書く子、絵から書く子それぞれの個性がくっきり。X君はもくもくとお化け屋敷の絵を描き始めました。いっぱいの思いを豊かに表現しています。Y君は鉛筆で黒く塗りつぶしそこを消しゴムでけしスロープだそうです。グッドアイディア。

じゃんけん、正義が勝つとは限らない

 お片づけの後、見学を予定していた砂防館は残念ながら休館、そこで前の駐車場でまたもや鬼ごっこ、かけっこじゃんけん、Z君がやりだした「最初はぐー、またまたぐー、いかりやちょーすけ・・・・・・・・」なる長―い前ぜりふのじゃんけんが新しいブームを呼びました。

ただいま

 バスに乗って高木指導員が待つ学童に到着、仕出し弁当を揃って食べました。

直線上に配置

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